訪問先に早めに着いてしまったので、そぼ降る雨の中、近辺の湯島聖堂をしばし散策。
湯島聖堂は徳川綱吉が建てた孔子廟。樹齢を重ねたスダジイやモッコク、モチノキや
ゆったりした石段がいい雰囲気です。大成殿まで上がると、何やら面白そうなものが!
「宥座の器」というもので、真ん中の器がひっくり返っていましたが、柄杓で水を
入れるとあら不思議!器はご覧のように水平を保ちます。「虚なれば傾き、中なれば
すなわち正しく、満つれば覆る」と言う、中庸の徳を説いたものだそうです。
この宥座の器は群馬県館林市の工房銅司(あかがねし)の針生清司氏が13年の試行錯誤の
末に完成させたものだそうです。