のらくら日記

のらりくらり、つれづれなるままに日々のあれこれを。

大平啓明さんの本

2022年8月18日

猛暑、豪雨、コロナ、戦争、テロ‥‥‥

メンタルをやられそうなニュースばかりの夏におすすめの一冊。

大平さんは理学部の大学院生で研究室にいた時に

友達から飲みに誘われ、そばにあったエタノールを

ペットボトルに入れジュースで割って乾杯!

ところがエタノールと書いてあった瓶の中身は

実は猛毒のメタノールであったため、

これがもとで失明してしまったという。

中途失明の絶望感はいかばかりかと想像するが、

(もちろん葛藤はあったものの)

大平さんは前向きで、とにかく明るい。

47都道府県を一人旅したり、

写心家と称して写真を撮ったり、海外旅行したり。

人とのコミュニケーション能力がハンパない。

本の中で知ったのは、視覚障害者に声をかける時には

まず、自分を簡単に紹介(通りがかりの者ですが、とか)する

と良いのだそうだ。また、「車のドアを開けてあげる」のは、

ドアと車のシートとの間の空間認識が難しくなるので、

親切そうで、あまりありがたくないのだとか。

相手の立場になって考えるのって結構難しいものだとも

感じました。

 

 

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