ぴあフィルムフェスティバル2020

一昨日、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)の入選作を

京橋まで観にいきました。

PFFを観に行くのは実に1982年以来。

緊急事態前言に入ってから、ずっと映画館に行ってなかったので

ソーシャルディスタンスをあけた映画館は初体験でした。

上映は「MOHTERS」(監督:関麻衣子)と

「フィン」(監督:小池茅)の二本立て。

「MOTHERS」は監督の3人の母をめぐるドキュメンタリー要素の

強い映画なのだけれど、印象に残るのは元極道の破天荒なファザーだ。

フジテレビの「ノンフィクション」でも、ここまでは撮れないだろうと

思うような、業の深さを感じました。

DV的なことが起きているシーンでは、階段から、

上階の床へと動いたカメラが止まったまま

音声だけが聴こえてきて恐ろしさ倍増。

顔出しNGで出演OKとなったいとこさんが、なし崩し的に

堂々と顔出しするさまはユーモラスでさえあり、

見応えのある作品でした。

ほんわかした音楽にのってはじまる「フィン」は、

MOTHERSとは対照的、ほのぼのしたとある一日の話。

偶然の出会いの、小さな奇跡のような出来事に

出会いたいものだと思わせる作品でした。

 

映画の帰り、京橋の中華屋さんに寄ったのだけれど、

客は自分達のみ。

コロナ禍の飲食店さんが心配です。

 

 

 

 

作成者: spark

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