のらくら日記

のらりくらり、つれづれなるままに日々のあれこれを。

「パッとしない子」の逆襲

2022年2月24日

「噛み合わない会話と、ある過去について」というタイトルに惹かれて

図書館でリクエストした辻村深月さんの本を読む。

4つの小説で構成された短編集。

トップの「ナベちゃんのヨメ」は、

安全牌的男友達に束縛のきつい嫁さんがきた話。

学生時代の女友達らは「ヤバイ嫁」と騒ぐが、、、

それはこちら側からの感情。

ナベちゃんは幸せなのだろう、と主人公は考える。

「パッとしない子」と思う側と思われる側、

その間に横たわる、ぞっとするような「噛み合わなさ」に

気づかさせられる一冊でした。

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