新型コロナウイルスの感染が拡大するとともに、色々な新語が生まれた。
世の中に必要不可欠な仕事をする方々を
「エッセンシャルワーカー」というのもその一つ。
緊急事態中のとあるテレビの討論会で経済思想家・斎藤幸平氏が
エッセンシャルワークをもっと評価すべきという主張の中で、
「いらない仕事」として何度も「広告・デザイン」を
やり玉にあげたのが気にかかった。
「ソーシャルディスタンス」をとろうと分かりやすく表示するのも
デザインのチカラ、感染予防を呼びかけるのも広告のチカラ。
楽して金儲けをしてるように思っている方もいるようだが、
多くのデザイナーさんたちは良心価格で仕事をうけ、
長時間労働の結果として、
シンプルかつ美しいデザインを生み出している。
「エッセンシャルワーカー」が評価されるべきなのはもっともなことだが、
だからといって、他の職業を貶めるのはいかがなものか。
末井昭氏のようにパチンコに救われる人もいれば、
夜の世界でしか生きようのない方々もいるだろう。
みんなちがってみんなエッセンシャルなんじゃないか!
とつぶやいてみる今日この頃である。