コピーライターは書く仕事だと思われていますが、
実際は「消す」仕事なんです。という
電通コピーライター橋口幸生さんの本。
ムダ敬語を多用したメール文や
書きすぎて伝わらない企画書を例にとって
言葉ダイエットの手順をBEFORE、AFTERでみせてくれる。
さらに読みたくなる書き方と、その実例も紹介。
「せやろがいおじさん」や「飛騨市長のコラム」が実例として
紹介されているのだが、彼らの文章がとても魅力的だ。
最近の芸能人が「海外で仕事させていただいたのですが」
「結婚させていただきました」などと、
ムダ敬語の代表格「させていただく」を
いかにも上等な敬語風に多用しているのを聴くにつけ、
もっとシンプルに言ってくれないものかと思っていた私は、
気持ちがスッキリ!
2020年代、働き方改革にも役立つ本として、
ぜひ世のビジネスパーソンに読んで欲しいと思う。