「ものののはずみ」婚のすすめ？

2023年3月31日

「えらいてんちょうさん」のことは

全く存じ上げなかったけど、

ご両親が東大全共闘の生き残りで、

幼少期は毛沢東主義気味の10数人からなる

コミューンの中で暮らし、

6歳ごろまで誰が母親かわからなかったという、

ちょっと不思議な経歴を持つひとだ。

生涯未婚率低下に関する二人のコメントが面白い。

内田「生涯にたった一人の理想の配偶者と出会って

結婚しなければならないというロマンチック・ラブ

イデオロギーが結婚を妨害している‥‥‥誰と

結婚したっていいじゃないですか。

どうせ相手はよくわからない人なんだから‥‥‥」

矢内「まったく同感です。僕も全然知らない人と結婚しましたから。出会って2日で婚約して、その2週間後に結婚したんです」

結婚してみて、相手と生活習慣が合わなくても

「世の中にはそういう奇習を持つ種族がいる」

と思って暮らしていると、

あまり気にならなくなるのだとか。

結婚のメリット、デメリットにとらわれすぎて、

結婚を難しく考えすぎているひとには

ぜひおすすめしたい一冊です。