一昨日、多磨全生園を散策。
南天のように赤い実が葡萄の房の形になって
幾百もぶら下がり、雲一つない冬空を彩っていた。
何の木だろうと思っていると、通りがかりのおじさまが
「これはいいぎりだよ。とってもまずいから口にしない方がいいよ」
と教えてくれた。木のたもとに目を移すと
「貞明皇后お手植え 昭和15年5月 椅(いいぎり)」とある。
後で調べたら、飯桐というのが正式の名前だそうで
昔はこの木の葉でご飯を包んだからなのだそう。
春になったらどんな花が咲くのか、また見にこようと思う。